内容説明
Selfie(セルフィー=自撮り)に象徴される自己中心の社会をいかに生き抜くか。本書を構成する9つの習慣で身につけた共感力がわが子に幸せで実り多き人生を約束する。
目次
はじめに なぜ共感力が決定的に重要なのか
第1部 共感力を発達させる(共感力のある子は人の気持ちが分かる―“感情の読み取り”を教える;共感力のある子は道徳的自己認識がある―倫理的規律を発達させるには;共感力のある子はほかの人の必要が分かる―視点を変え、ほかの人の立場を理解する ほか)
第2部 共感力の練習をする(共感力のある子は冷静を保てる―感情を抑制し、自己コントロールを学ぶには;共感力のある子は親切を実行する―思いやりを育むために、日常的にできる取り組み;共感力のある子は「あの人たち」ではなく「私たち」と考える―チームワークと協力を通して共感力を培うには)
第3部 共感力に生きる(共感力のある子は断固たる態度をとる―道徳的な勇気を高めるには;共感力のある子は変革をもたらしたいと思う―利他的な変革者を育てるには)
おわりに 共感力の特典―子どもを実り多き人生に導く7つの創造的な方法
著者等紹介
ボーバ,ミシェル[ボーバ,ミシェル] [Borba,Michele]
いじめや子どもの性格形成などを専門にする国際的に有名な心理学者・教育コンサルタント。40年間にわたる教育とコンサルティングの経験を最新の科学的知見と融合した実践的なアドバイスは、世界中の親や教師、子どもたちから支持されている。これまで5大陸19か国で講演し、合衆国内外で主催したワークショップの参加者はのべ50万人を越える。新聞、雑誌、テレビ等のメディアでも幅広く活躍中で、アメリカで最も信頼されている教育コンサルタントである。ナショナル・エデュケーター賞、全米児童安全賞(2016年)他数々の受賞歴を誇り、20冊以上の著書は日本語を含め数多くの言語に翻訳・出版されている。サンタ・クララ大学で学士号と修士号(学習障がい)、サンフランシスコ大学で教育学博士(協会心理学・カウンセリング)を取得。3人の息子を育て、現在は夫とともにカリフォルニア州パームスプリングスに住んでいる
佐柳光代[サヤナギミツヨ]
国際基督教大学教養学部卒業。恵泉女学園中学校および浜松日体高校、浜松学芸高校、静岡県立稲取高校にて英語教諭、静岡県賀茂郡河津町・小学校英語支援員を歴任。米国ニュージャージー州プリンストンの語学グループおよびタイ国チェンマイ市のパヤップ大学で日本語教師。現在は地域のNPOで教育活動に従事
高屋景一[タカヤケイイチ]
国際基督教大学教養学部卒業、東京学芸大学大学院教育学研究科修士課程修了、サイモン・フレーザー大学教育学研究科博士課程修了(Ph.D.)。現在、國學院大學文学部教授。英語・英米文化関係科目および教職課程科目を担当。専門は教育哲学、教育思想史、カリキュラム論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)