内容説明
仏教文化研究の第一人者が読み解く古代インドの物語。仏教はひとりでに伝わりゆくものではありません。遠くインドから日本にまで伝わったのは、その過程において多くの人間のはたらきがあったからです。古代インドで仏教が大衆に伝わるうえで大きな役割を果たしたのが、各地に遺る仏塔に彫刻されたジャータカ図です。視覚を通して伝えられた古代インドの物語を、どうぞお楽しみください。
目次
兎の施し
誘惑された一角仙人
天馬に救われた男たち
象の牙
マンダータル
布施太子
猿王物語
チャンペッヤ龍王
ルル
シヴィ王〔ほか〕
著者等紹介
入澤崇[イリサワタカシ]
龍谷大学学長、龍谷大学文学部教授、龍谷ミュージアム元館長、広島県善行寺住職。インドをはじめとしたアジア各地で遺跡の調査を行っており、2005年より龍谷大学アフガニスタン仏教遺跡学術調査隊の隊長を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
出版社内容情報
釈尊の前世譚を意味するジャータカ。インド各地の仏塔に彫刻され語り継がれてきたその物語を、精細なカラー写真と解説で紹介。
入澤 崇[イリサワ タカシ]
著・文・その他