内容説明
東京裁判を批判し、裁判の誤りを認めたマッカーサー。そのとき日本のメディアは何を報道し、何を報道しなかったのか。朝日新聞を始めとする全国54紙の報道を完全収録!戦後の日本で固定した間違いだらけの「定説」を覆して、新たな「マッカーサー像」を描き出す、衝撃のノンフィクション!
目次
第1部 「東京裁判は誤り」の謎と真実(「東京裁判は誤り」の発掘;マッカーサーはなぜ東京裁判を批判したのか;東京裁判の審査と訴願の内幕;天皇はなぜ不起訴になったのか)
第2部 GHQの設置と言論検閲の実態(GHQの設置と組織構造;言論検閲の実態)
第3部 マッカーサー解任の内幕と「東京裁判は誤り」の謎と真実(朝鮮戦争の勃発から米上院軍事外交合同委員会聴聞会まで;「東京裁判は誤り」の謎を解く)
著者等紹介
吉本貞昭[ヨシモトサダアキ]
昭和34年生まれ。国立大学の大学院を修了後、中国留学を経て、現在は大学の研究機関に在籍。専門分野の中国研究の他に、大東亜戦争の、開戦と終戦原因、特攻の戦果、東京裁判と日本国憲法の検閲について研究している。約10年にわたり高等学校で世界史などを担当(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)