内容説明
五〇年前、粟巣野で木工家具作りを始めた兄弟がいた。―「どういう暮らしをしたいのか」KAKIの人々が語る、KAKI創設当時の物語とエピソード。立山のふもとで培った家具作りの技法と心。
目次
第1章 木材(木;木材の性質)
第2章 家具作りの道具(ノミ―鑿;カンナ―鉋;ノコギリ―鋸・小刀類;金槌・台 ほか)
第3章 家具を作る(ダイニングチェアー;縄張りスツール;ファイブボードベンチ;丸テーブル ほか)
第4章 資料編(KAKIインタビュー“欲しいものを木で作る”それがスタート;KAKIの家具に寄せて―巡り、巡る家具;もの作りに寄せて―“徒労”の先にしか人生ってないんだよね)
著者等紹介
柿谷正[カキタニタダシ]
KAKI CABINETMAKER社長。1948年富山県に生まれる。1968年立山山麓極楽坂スキー場にロッジKAKIを建てる。1970年KAKIで家具の製造を始める。1972年富山県、岡山県倉敷市などで家具の展示会を開始。1975年兄である故柿谷誠を社長として(有)カキを設立。1989年(有)カキの社長に就任。1996年職藝学院建築科に家具マイスターとして参加。家具製作とともに若手職人の指導も行っている
岡田彰[オカダアキラ]
1960年東京生まれ。日本大学芸術学部写真学科卒業後、フリーで活動。料理・人物・建築等の写真で活動中。APA正会員、SPA会員、JPCA会員。APAアワード2013入選。また大型8×10カメラでフイルム撮影するモノクロ写真もライフワークで続けている。個展・グループ展多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)