内容説明
この悲惨な時代を“経済戦士と俳人”として真摯に生き、「大洋丸事件」の犠牲者の一人となった父の俳句と日記から、戦争の無謀さ、無責任さ、愚かさ、悲惨さを改めて訴える。本書を亡き父と次の世代に捧げる。
目次
第1章 父のおもかげを尋ねて
第2章 残された俳句と散文(一九二〇年〜一九三六年)
第3章 俳句界にも戦争の影響(一九三七年〜一九四〇年)
第4章 日中戦争下の暮しと思い(一九四一年一月〜五月)
第5章 占領下の中国をゆく(一九四一年五月〜六月)
第6章 「経済戦士」の死(一九四二年五月)
終章
著者等紹介
大川真郎[オオカワシンロウ]
1941年3月和歌山県出身。1964年3月東京大学法学部卒業。1969年4月弁護士登録。1991年4月〜1992年3月大阪弁護士会副会長。2002年4月〜2004年3月日本弁護士連合会事務総長。2004年4月〜2008年3月立命館大学法科大学院特別契約教授。2010年7月〜2013年4月日本司法支援センター(法テラス)常務理事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)