内容説明
比類なきデザイン宇宙。勝井三雄の60年にわたる創造の軌跡を、4篇のダイアローグ、自筆デザイン論とエッセイ、12人による勝井論、約300点の図版でたどる。
目次
勝井三雄・天地左右(早川良雄×勝井三雄:デザインの方法と作用;「感性のインテリジェンス」の発動 ほか)
1 デザインの原理とその拡張(勝井三雄×室賀清徳:デザインの原理とその拡張;アブストラクト形態への試行と形象詩 ほか)
2 情報とイメージの視覚化(勝井三雄×谷口江里也;潮の流れに身を任せる一個の椰子の実のように;講談社“現代世界百科大事典”のデザインシステム ほか)
3 光とデジタルテクノロジー(逢坂卓郎×勝井三雄:光と光の表現をめぐる対話;APE CALL FROM TOKYO ほか)
著者等紹介
勝井三雄[カツイミツオ]
1931年東京生まれ。東京教育大学卒業。味の素株式会社を経て1961年勝井デザイン事務所設立。ビジュアルデザイン、主に情報をグラフィックデザインに成立させる可視領域に関わる。デザイン教育やインターナショナル・コンペティションの審査員など幅広く活動。日宣美賞、東京アートディレクターズクラブ会員賞、毎日デザイン賞、講談社出版文化賞、柴綬褒章、勝見勝賞、通産省デザイン功労者賞、亀倉雄策賞、ブルノ、ワルシャワ、N.Y.ADC、ラハチ、メキシコ、各国ビエンナーレでグランプリ、ライプツィヒ世界で最も美しい本展グランプリなど、受賞多数。東京アートディレクターズクラブ会員、日本グラフィックデザイナー協会前会長・理事長、AGI会員、武蔵野美術大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)