内容説明
玉雲画伯は生前、十二支画の完成を希っていた。そこで弊社ではこのたびその意思を継いで本書の出版を企画した。本書は画伯の遺された猪画を集めて整理し、初心者にも描きやすく編集し直したものである。それに加え「猪の古画・名画」、現在活躍中の水墨画家九人による「年賀状の描法」、「猪の生態」ほか、資料(「猪の郷土玩具」「猪の文様」「猪の知識」)を収めた豊かな内容となっている。
目次
1 猪の基礎描法(写生をしよう;線描法の猪 ほか)
2 猪の古画・名画(「豕図」;「鳥獣人物戯画」 ほか)
3 楽しい猪の年賀状(飯塚祥雲;池田聖雲 ほか)
4 猪の生態(「天城いのしし村」伊豆市湯ケ島を訪ねて)
5 資料(猪の郷土玩具;猪の文様 ほか)
著者等紹介
山田玉雲[ヤマダギョクウン]
1915年岐阜県に生れる。東京美術学校(現東京芸術大学)を卒業。玉堂、素明、小虎に師事。前日本墨絵会会長。毎年日本墨絵会展覧会を主催し、2000年、50回展を開催。前全日本水墨画会会長。2000年、第23回全日本水墨画展を主催し開催。1982年紺綬褒賞を受賞。1985年文部大臣賞を受賞。1987年内閣総理大臣賞を受賞。1989年美濃加茂市より文化功労賞を受賞。1995年独立美術協会より功労賞を受賞。2000年12月永眠。玉川大学教授を30年間歴任。著書、論文、多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)