経済政策形成の論理と現実

著者:野口 旭【著】
出版社:専修大学出版局

商品説明

内容説明

本書は、特定の経済政策の有効性あるいは無効性についての考察を目的としてはいない。本書が目的とするものは、ある経済政策がその実現に成功あるいは失敗するメカニズムを、理論的および実証的に解明することである。



目次

第1部 政策形成の論理―経済政策はどのように生み出されるのか(経済政策形成の専門的文脈と社会的文脈;政策形成における既得権益と観念―「社会的認識モデル」によるその統合;経済政策論の中核と防備帯―政策生成プログラムとは何か;政策プログラムとしての古典的自由主義とケインズ主義)
第2部 経済政策の現実―社会はどのように選択を誤るのか(貿易をめぐる空虚な争い―1980〜90年代日米経済摩擦の批判的回顧;経済学と「国際競争主義」との対立―1960年代日本と1980〜90年代アメリカ;デフレをめぐる政策思潮の対立―昭和恐慌と平成大停滞の経験から)
第3部 ケインズ主義の政策戦略とその変遷(世界経済危機からみたマクロ経済学の現状;巨大な不況に対するケインズ主義の新たな対応;ケインズ主義はどのように変わっていったのか―ケインズ主義1から2へ)



著者等紹介

野口旭[ノグチアサヒ]
1958年生まれ。専修大学経済学部教授。主な著書に、『昭和恐慌の研究』(共著、東洋経済新報社、2004年。日経・経済図書文化賞受賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)



出版社内容情報

本書の目的は特定の経済政策の有効性の考察ではない。
経済政策が実現、成功、あるいは失敗するメカニズムを理論的および実証的に解明することである。

目次

第I部 政策形成の論理――経済政策はどのように生み出されるのか
 第1章 経済政策形成の専門的文脈と社会的文脈
 第2章 政策形成における既得権益と観念――「社会的認識モデル」によるその統合
 第3章 経済政策論の中核と防備帯――政策生成プログラムとは何か
 第4章 政策プログラムとしての古典的自由主義とケインズ主義

第II部 経済政策の現実――社会はどのように選択を誤るのか
 第5章 貿易をめぐる空虚な争い――1980〜90年代日米経済摩擦の批判的回顧
 第6章 経済学と「国際競争主義」との対立――1960年代日本と1980~90年代アメリカ
 第7章 デフレをめぐる政策思潮の対立――昭和恐慌と平成大停滞の経験から

第III部 ケインズ主義の政策戦略とその変遷
 第8章 世界経済危機からみたマクロ経済学の現状
 第9章 巨大な不況に対するケインズ主義の新たな対応
 第10章 ケインズ主義はどのように変わっていったのか――ケインズ主義IからIIへ




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