文化とまちづくり叢書 ダム建設と地域住民補償―文献にみる水没者との交渉誌

著者:古賀 邦雄【著】
出版社:水曜社

商品説明

内容説明

ダム建設での最初で最大の障壁―用地の確保。地域住民は“水没者”になり、ふるさとを失う。何年も消えぬ反対をどう合意に導くのか?33年にわたり用地交渉を担当した著者が本書で初めて明かす「ダム用地交渉業務」39例の記録。



目次

北海道・東北(本件収用裁決が違法であることを宣言することとする(二風谷ダム・北海道)
けやぐにならねば、津軽では仕事が出来ね(早瀬野ダム・青森県) ほか)
関東(三十二年間の経済的、精神的な負担に対しての償いを形として表してほしい(緒川ダム・茨城県)
「西の松原・下筌」「東の薗原」と言われるほどに(薗原ダム・群馬県) ほか)
中部(われわれ土木屋は民衆のふところに飛び込むことができなければならない(大河津分水・新潟県)
尊きみはらしに捧ぐ(黒四ダム・富山県) ほか)
近畿・中国・四国(湖を慈しみ、やさしさで見守って行こうとする情が表れている(琵琶湖開発・滋賀県)
どこまでも被害者は被害者でないようにしたい(大野ダム・京都府) ほか)
九州・沖縄(私共は、用地知識を積極的に水没者に与えることによって(寺内ダム・福岡県)
ノリ期における新規利水の貯留及び取水は流量一定以下の時は行わない(筑後大堰・福岡県・佐賀県) ほか)



著者等紹介

古賀邦雄[コガクニオ]
1944年福岡県大牟田市生まれ。西南学院大学卒業後、水資源開発公団(現・水資源機構)入社。徳山ダム、大山ダム、福岡導水などの建設に関わり、用地補償業務に従事。33年間にわたり水・河川・湖沼に関する文献を収集。2001年退官。2008年収集した河川書で久留米市に古賀河川図書館を開設。日本ダム協会、日本河川協会、ミツカン水の文化センター、筑後川・矢部川・嘉瀬川流域史研究会、ふくおかの川と水の会に所属。2020年河川書1万2,000冊を久留米大学御井図書館へ寄贈、同大では「古賀邦雄河川文庫」を開設した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)




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