内容説明
1冊で『源氏物語』54帖を読む!あらすじと与謝野晶子の現代語訳で、長編恋愛傑作の全体と面白さがしっかりわかります。現代語訳に対応した原文も掲載、朗読にも最適の一冊です。
目次
第1部 光源氏の誕生、そして青年時代―一帖〜三十三帖(桐壺;帚木;空蝉 ほか)
第2部 光源氏、老いる―三十四帖〜四十一帖(若菜上;若菜下;柏木;横笛;鈴虫;夕霧;御法;幻)
第3部 光源氏の子供たち―四十二帖〜五十四帖(匂宮;紅梅;竹河;橋姫;椎本;総角;早蕨;宿木;東屋;浮舟;蜻蛉;手習;夢浮橋)
著者等紹介
紫式部[ムラサキシキブ]
生没年未詳。970年代の生まれと推測されている。日本文学史を代表する存在。『源氏物語』の作者として名高く、宮中の様子を描いた『紫式部日記』も残している。優れた歌人としても知られ、自作の和歌を集めた『紫式部集』があり、『小倉百人一首』にもその和歌が収録されている。また、藤原為時の娘として生まれ、藤原宣孝に嫁いだ。夫の死後、『源氏物語』を書き始め、藤原道長の娘に仕える間に完成させた。中古三十六歌仙の一人
与謝野晶子[ヨサノアキコ]
1878‐1942。大阪・堺生まれ。旧姓は鳳、本名は志やう。生家は菓子商、22歳のときに始めた短歌が『明星』に掲載され、与謝野鉄幹と出会う。翌1901年(明治34年)、彼との恋を大胆に歌った『みだれ髪』を上梓、賛否の嵐を巻き起こす。以後「情熱の歌人」と呼ばれ多くの歌集を刊行、『源氏物語』現代語訳など、その執筆活動は常に注目を集めた。与謝野鉄幹とは、『みだれ髪』発刊直後に結婚、12子をもうけた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)