内容説明
後2世紀のギリシア人医師が、サルの解剖をはじめとする実地の観察に基づき、先人たちの知識に自らの発見を加えて著わした、伝存するなかでは最古とも言える解剖学著作集。骨、静・動脈、神経、嗅覚器、子宮、筋などが扱われ、古代における解剖学の状況を知るうえで恰好の資料となると同時に、近代医学の出発に及ぼした影響という点でも興味深い。本邦初訳。
目次
骨について初心者のために
静脈と動脈の解剖について
神経の解剖について
嗅覚器について
子宮の解剖について
筋の解剖について初心者のために
著者等紹介
坂井建雄[サカイタツオ]
順天堂大学大学院医学系研究科教授。1953年大阪府生まれ。1978年東京大学医学部卒業。1990年東京大学医学部助教授を経て現職
池田黎太郎[イケダレイタロウ]
順天堂大学医学部名誉教授。1939年東京都生まれ。1971年東京大学大学院人文科学研究科博士課程満期退学。2005年順天堂大学医学部教授を経て退職
澤井直[サワイタダシ]
順天堂大学大学院医学系研究科助教。1975年富山県生まれ。2003年京都大学大学院文学研究科博士後期課程学修退学。2005年日本女子大学非常勤講師を経て現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)