内容説明
ヤマハでエンジン開発に従事した著者が詳細に語る!エンジン開発において、その振動や騒音への対策は快適性や信頼性の面からますます重要な課題となっている。本書ではその課題克服のための改良技術について、幅広い視点で解説する。
目次
第1章 乗り物エンジンに求められる快適性
第2章 エンジンの振動低減技術
第3章 エンジンの騒音対策技術
第4章 エンジンの信頼性向上と摩擦損失の低減
第5章 特殊エンジンの技術
第6章 効率的な問題解決
著者等紹介
井坂義治[イサカヨシハル]
1946年徳島県生まれ。ヤマハ発動機入社後、二輪車エンジン設計部門で2サイクル、4サイクルエンジンの設計に従事。その後、技術開発部門にて排気ガス対策技術開発に従事した後、二輪車初のV型4気筒エンジンの開発や世界で初めての7バルブエンジンの開発、吸気制御装置の開発などを担当。これらを通して400件以上の特許を出願。その後、品質推進部門や振動・騒音技術部門などを担当し、MC事業本部技術統括部エンジン開発室主管で退職。退職後は、静岡大学客員教授、静岡理工科大学非常勤講師、(株)アイデアシニアコンサルタント(TRIZ)、小型エンジンメーカー技術コンサルタントとなる。現在は、中部品質管理協会講師。その他、ASQ(アメリカ品質協会)認定CQE(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
出版社内容情報
エンジンは、その効率性と社会的要求を両立させながら進化を遂げている。なかでもその振動・騒音への対策は、快適性や信頼性に大きな影響を及ぼし、二輪や四輪のみならず、汎用の分野においても重要な技術課題である。本書は、エンジン開発や振動・騒音対策に長く従事してきた著者が、課題克服のために積み上げられてきた技術について、幅広い視点から解説する。