内容説明
自動車の発明以来、変速機開発者にとって夢の変速機と呼ばれたCVT。近年では普及も進み、自動車部品の重要な地位を占めるにいたっている。本書は主にベルト式CVTについて、そのユニットや中に潜む高度な技術、複雑な構成、機能、性能等について、これから開発に携わる方や従事している方をはじめ、広く興味のある方へわかりやすくまとめた入門書。
目次
第1章 CVTとは
第2章 自動車用CVTの歴史
第3章 ベルト、プーリシステムの構成、機能
第4章 ベルト、プーリ以外の構成部品
第5章 CVTの制御
第6章 ATとCVTの比較
第7章 最近の技術と動向
著者等紹介
守本佳郎[モリモトヨシロウ]
1941年兵庫県に生まれる。大阪市立大学工学部機械工学科卒業。1964年日産自動車(株)入社。駆動設計部、機構研究所でAT、CVT等の設計、研究に29年間在籍、日産自動車のCVTや電子制御ATの初期研究を立ち上げた。1993年ジヤトコ(株)に移り、AT、CVTの設計に8年間在籍し商品化設計に関与した。2001年定年退職しジヤトコ(株)、現代自動車(株)等で教師やコンサルタントを実施した。機械工学技術士、ISO9000審査員補(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)