内容説明
日本が戦後の荒廃から復興しつつあった時代、三菱は米国ウイリスオーバーランド社と提携してジープの製造権を得た。対してトヨタはランドクルーザー、日産はパトロールを自社開発、そしていすゞも全輪駆動車を製造した。そして国産のジープタイプ車たちは日本の悪路を雄々しく駆け、わが国の発展におおいに貢献したのである。
目次
戦前・戦中における四輪駆動車の開発(戦後の日本で強烈な印象を与えたジープ;第一次世界大戦と自動車 ほか)
三菱ジープの誕生とその進化(朝鮮戦争勃発による変化と国産化;ジープ以前の三菱による技術提携 ほか)
トヨタランドクルーザーの誕生とその輸出(特需の恩恵とトヨタジープの開発;トヨタジープBJ型の発売 ほか)
日産パトロールの誕生とその活躍(日産パトロールの開発スタート;日産パトロールの市販開始 ほか)
いすゞの全輪駆動車の誕生(大型トラックメーカーとしての地位の確立;六輪駆動車TW型の開発 ほか)