内容説明
非漢字系日本語学習者の学習負担を減らすために。多くの二字漢語の意味とその構成漢字の意味との対応関係を明らかにし、またその結果から日本語教育における具体的な教材案を提案する。
目次
第1部 二字漢語の透明性の実態(「二字漢語の透明性」とは;辞書の記述に基づく二字漢語の透明性;学習者と母語話者による透明性の判断傾向の相違;意味の結びつきと出現頻度による構成漢字の分析;二字漢語とその構成漢字の意味の結びつきにおける「仲介語」の検討 ほか)
第2部 二字漢語の透明性の日本語教育への応用(二字漢語の透明性の活用による負担軽減の方法;透明性の調査結果を活用した学習案の検討;二字漢語の透明性リストの作成;透明性を利用した「初級漢字語リスト」の教材案)
著者等紹介
本多由美子[ホンダユミコ]
一橋大学大学院言語社会研究科博士後期課程修了。博士(学術)。千駄ヶ谷日本語教育研究所専任講師、千駄ヶ谷日本語学校教務主任、国際交流基金日本語試験センターアシスタントを経て、現在、国立国語研究所日本語教育研究領域プロジェクト非常勤研究員、東洋大学非常勤講師、一橋大学非常勤講師、相模女子大学非常勤講師。研究分野は、日本語教育、漢字教育、語彙教育、語彙(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)