内容説明
CEFR(ヨーロッパ言語共通参照枠)を参照して「考える教師」を目指すあなたへ。CEFRの基本的な考え方を36のQ&Aで紹介。CEFRを参照した8つの教育実践例を紹介。同僚との意見交換、勉強会の教材としても最適。
目次
第1部 理念編(CEFRの基本的な考え方;CEFRが生まれた背景;CEFRが目指す言語教育;CEFRが考える言語能力;CEFRから教育実践へ)
第2部 実践編(CEFRを参照した実践例1:既存の教科書を用いた場合;CEFRを参照した実践例2:課題別実践例)
著者等紹介
奥村三菜子[オクムラミナコ]
元・環太平洋大学短期大学部。1990年代より福建師範大学、国際交流基金ケルン日本文化会館、ケルン日本語補習授業校、ボン日本語補習授業校、ボン大学などにおいて日本語教育に携わる。2001年に着任したドイツでCEFRに出会い、2006年よりCEFRの日本語教育実践や教師研修を行う。2013年よりお茶の水女子大学にてグローバル人材育成推進事業に携わった後、2014年5月より環太平洋大学短期大学部にてCEFRを応用した留学生教育を実践(2015年3月退職)
櫻井直子[サクライナオコ]
ルーヴァン・カトリック大学専任講師。ベルギー日本語教師会を設立、現会長。1980年代から日本語教育に携わり、1989年より現職。CEFR出版時よりCEFRを日本語教育に取り入れたカリキュラム作成および実践に携わるとともに、CEFRに関する執筆、プロジェクト、講演、ワークショップを欧州各地および日本で行う
鈴木裕子[スズキユウコ]
マドリード・コンプルテンセ大学現代言語センター(CSIM)専任講師、マドリード・アウトノマ大学非常勤講師。スペイン日本語教師会を設立、初代会長。初等教育および年少者日本語教育を経て、2000年より日本語教育に携わり、現職。生涯学習支援として、国際交流基金マドリード文化センター主催夏期短期集中講座「中高年のための日本語講座」を担当。2015年よりCEFRプロジェクトとして、自律学習支援サイト『日本語せんせい』を立ち上げる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)