内容説明
思い出とは何か、想起するとはどういうことか。被災写真返却活動が描く想起と復興の軌跡。
目次
第1部 復興のための記憶論(東日本大震災後の記憶論;記憶論再考;“不在”の写真)
第2部 “かつてあったもの”の復興(第二の喪失―視座としての記憶論;死者とともに語る―他者としての記憶論;「語りえないこと」の恢復―身体の記憶論;めざすとすごす―写真を返す活動の二つの目標;想起するという復興)
著者等紹介
宮前良平[ミヤマエリョウヘイ]
1991年生。大阪大学大学院人間科学研究科博士後期課程修了。大阪大学未来共生イノベーター博士課程プログラム修了。博士(人間科学)。現在は、大阪大学大学院人間科学研究科助教、神戸学院大学・関西大学非常勤講師。専門は、災害心理学・グループ・ダイナミックス。主な研究テーマは、災害と記憶・被災写真に関する研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)