内容説明
腎臓病の展望。新型コロナウイルスのことまで。「透析見合わせ」などの問題が生じている今、『患者さんの意思を尊重する』とはどういうことかをとことん追求した必携の1冊。
目次
1章 モデル事例
2章 腎代替療法のこと(わが国の透析の現状;腎代替療法の説明の必要性;血液透析の原理 ほか)
3章 腎代替療法にかかわる診療報酬改定(診療報酬とは;重症化予防と共同意思決定の推進で診療の質の向上を目指す;1つ目の柱―重症化予防の推進 ほか)
4章 提言と法的根拠(透析の開始と継続に関する意志決定プロセスについて;終末期医療における透析について;透析患者は終末期でない ほか)
著者等紹介
中元秀友[ナカモトヒデトモ]
1957年生まれ。1983年慶應義塾大学医学部卒業。1992年米国留学。日本鋼管病院、足利赤十字病院などを経て、埼玉医科大学病院副院長、総合診療内科教授、腎臓内科教授。2016年より日本透析医学会理事長
秋野公造[アキノコウゾウ]
1967年生まれ。1992年長崎大学医学部卒業。長崎大学、Cedars‐Sinai Medical Center、厚生労働省にて勤務。2010年参議院議員選挙当選(現在二期目)。環境大臣政務官・内閣府大臣政務官、参議院災害対策特別委員長、参議院法務委員長、参議院総務委員長を歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)