内容説明
ナイル河を治める神の化身とされた王は、巨大な財力を持ち、ピラミッドを数多く建設した。しかしその墓をあばき財宝を盗んだミイラ泥棒によって、王の魂の行き所がなくなることを恐れ、地下に王の墓を造ったのだ。そのためにピラミッドのように王の権威を誇示出来なくなるので、代わりに巨大神殿を作った。神殿の建築様式は、古代ギリシャ・ローマそして現代にまで伝えられている。
目次
第1編 エジプトとメソポタミア・インダス・中国文明の概説。特に農業について
第2編 「ミイラと墓泥棒」、そして「ナイル河」が創った古代エジプト文明
第3編 古代の水運
第4編 「ノアの箱舟」伝説と文明の十字路が創ったメソポタミア文明
第5編 いつの間にか現れ、いつの間にか消えたインダス文明
第6編 古代文明に影響を及ぼした「知」と、その系譜
著者等紹介
中川良隆[ナカガワヨシタカ]
昭和22年生まれ。平成24年東洋大学定年退職。同年株式会社SPQR代表取締役(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)