内容説明
育児、教育、仕事、時間、お金、周囲との関係、親亡きあとの子どもの将来、そして自分の人生―親であるあなたのことを後回しにしないために。親の生き方は子にも伝わる。まずはあなたが軽やかに生きる。発達障がいの子を社会人になるまで育ててきた著者が試行錯誤してわかった、自分も子どもも優先する こう考えればよかったんだ!を全部。
目次
第1章 子どもの障がいを受け入れる
第2章 子育てと親の生活の整理する
第3章 自分で育てることを諦める
第4章 子育てに「ゆとり」をつくる
第5章 子育てのために人間関係を築く
第6章 子どもが成長できる支援をする
第7章 子どもの将来を支援する
著者等紹介
クロカワナオキ[クロカワナオキ]
医療の分野で20年以上のキャリアを持つ作業療法士。結婚2年目で授かった子どもに広汎性発達遅滞があり、仕事をしながら子育てに取り組む。子どもが10歳になる頃、子育ての時間を確保するために管理職を降りてパートタイム主夫として2年間を過ごす。趣味はアート鑑賞。2023年よりnoteで「障がいを持つ子どもを育てる人のためのライフデザイン」の記事を書きはじめる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
出版社内容情報
自分の子どもに障がいがあると知ったとき、親にはさまざまな葛藤が生じる。
さざなみのように押し寄せてくるネガティブな思考に押しつぶされそうになる。
自身が、社会人になった発達障害のある子どもの親である著者も、
例外ではありませんでした。
ふと、子どものために自分が犠牲になっているとのでは、
と感じて自己嫌悪に陥ったり、
育児と自分自身のことでバランスの取り方がわからなくなってしまったり。
障がいのある子どもを子育ては、なかなか先が見えません。
だからこそ、子ども中心、子どものことだけで精いっぱい、
という状態に陥らないよう、
親である自分自身の生活設計についても、
一度しっかりと考えてみる必要があるのです。
とはいえ、子育てのための本はたくさんあっても、
親の生き方や考え方を教えてくれる本は現状、
ほとんどありません。
そこで著者は、
医療・福祉の分野で働いてきた作業療法士としての知見と、
自らの子育てに試行錯誤した経験をもとに、
「子育てをしながらも自分のことを大切にする方法」から、
「子どもが成長する支援」を経て、
「親子の将来」にたどり着く過程を自ら本書にまとめました。
親が自分自身を大切にすることなしに、
子どもを大切にすることはできません。
親の生き方は子どもにも伝わります。
「こう考えればよかったんだ!」につながる52の提案が、
きっとあなたの人生の支えになるはずです。