内容説明
相撲ってこんなに奥が深いんだ!日本の国技・相撲の真髄がわかる。紆余曲折の歴史、稽古・土俵入り・仕切り・立ち合い・決まり手、力士群像。
目次
角力の起原
相撲節会の大要
平安時代の力士
鎌倉時代の角力
室町時代末期伏見桃山時代の力士と上覧角力付、女力士
寛政の上覧角力
谷風、小野川、雷電
伝説及び劇化された名力士
角力道に伝えられている巨人
女角力の盛衰
角力道の維新―明治角力の危機と国技館創立に至るまで
延遼館天覧大角力以前における明治初期角力道の実況及び佳話挿話
力士の殉国精神及び伊藤公と力士隊
明治十七年の天覧角力
明治四十三年東宮殿下国技館春場所に台臨
昭和聖代の天覧角力
梅ヶ谷、大達より常陸山、二代目梅ヶ谷に至る中間の名力士
張り手、大勝負の批判
新時代角技の妙諦及びその原則確立者横綱大錦の研究
力士の名称、階級及び横綱の起原
前角力から横綱になるまで(横綱大錦の自叙伝)
歴代の横綱略伝
著者等紹介
横山健堂[ヨコヤマケンドウ]
明治5(1872)年、山口県萩生まれ。東京帝国大学卒。読売新聞記者、大阪毎日新聞記者を経て、国学院大学教授、駒沢大学教授を歴任。明治41(1908)年から黒頭巾の名で『読売新聞』に「新人国記」を連載した。維新史の造詣が深く、漢文調の文体による人物評論を得意とした。昭和18(1943)年、逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)