日本の中世の秋の歌『閑吟集』を読む〈下〉

著者:堀越 孝一【著】
出版社:悠書館

商品説明

内容説明

「うき世」を生きる室町びとが口ずさんだ、よみ人知らずの小歌三百余首。恋の情景や心の機微、老いの哀歓を時の回廊を往還しながら、軽妙洒脱に訳出。イメージの連鎖が織りなす景色を自在に旅する。



目次

5 今朝はとりかき聚たる松の葉は(続)(近江舟;人買舟 ほか)
6 いざ引く物をうたわんや(いざ引く物をうたわんや;忘るなとたのむのかりに ほか)
7 あの鳥(あの鳥;宇記も一時 ほか)
8 人の心は(人の心は;人の心と ほか)



著者等紹介

堀越孝一[ホリコシコウイチ]
1933年東京に生まれる。1956年に東京大学文学部西洋史学科卒業。卒論のテーマは「十八世紀フランスにおける『百科全書』の出版について」。4年ほどの放浪生活を経て、1960年同大学大学院入学。堀米庸三教授の薫陶をうけつつヨーロッパ中世史の研究を探める。1966年、同院人文科学研究科博士課程満期退学。茨城大学、学習院大学、日本大学をはじめ多くの大学で教鞭を執る。学習院大学名誉教授。2018年9月8日没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)



出版社内容情報

西洋中世史学の泰斗が、晩年に知性を傾注し続けた、室町歌謡集『閑吟集』への注釈。古典文学の深い森を逍遥しながら、〈日本の中世の秋〉の世界へいざなう。




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