内容説明
近年ますます増加する名誉毀損事件の実態・法対策を理論・実務の視点から分析・解説!軽い一言や書き込みが大きな代償を生み、加害者にも被害者にもなり得る名誉毀損。負けずに立ち向かってほしいと願う、著者渾身の一冊!インターネット・週刊誌ほか最新の名誉毀損事件を追加し、重要な判例1000件余を26の類型に分けて収録!
目次
第1章 名誉毀損の実態(名誉毀損の実情;名誉毀損に至る原因・経過)
第2章 名誉毀損の法理の枠組み(名誉毀損の根拠;名誉の意義と類型;名誉侵害(名誉毀損)行為の類型 ほか)
第3章 被害を受けた場合の対応策(被害発生から救済への態勢整備―被害の認識・調査・証拠収集―;加害者との交渉―警告・救済申入れ―;訴訟段階)
第4章 名誉毀損をめぐる判例と被害の態様(週刊誌による名誉毀損;写真週刊誌による名誉毀損 ほか)
著者等紹介
升田純[マスダジュン]
昭和25年4月15日生まれ。島根県安来市出身。平成16年4月中央大学法科大学院教授(令和3年定年退職)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
出版社内容情報
1000件に及ぶ判例を基に法対策を理論・実務の視点から詳解!
近年ますます増加する名誉毀損事件の実態・法対策を理論・実務の両面から分析・解説!
最新の幅広い範囲の名誉毀損判決を「週刊誌」「テレビ放送」から「ビラ」「裁判活動」「記者会見」などの類型に分類・整理。判例から法理を明らかにし、被害を受けた場合の対応策を明示!
第2版では、初版以降の法改正や最近の実務の動向に合わせて改訂し、事件類型に新たに『国際的な名誉毀損』の解説や判例を追加!
さらに、インターネット上のSNS等における名誉毀損をめぐる裁判例を中心に、新たに100件余りの判例を追加。合計1000以上の名誉毀損(信用毀損を含む)をめぐる現在の判例、理論の到達点を分析し、実務上の対応策に論及しているので、弁護士などの法律実務家や関連する業界や関係者にとって至便な手引書!