内容説明
検事・大学教員の経験から理論と実務を架橋する。判例集による事案と判旨の読み込み、基本書による学説の理解、逐条解説による条文の解釈の三つの要素をコンパクトにまとめたユニークな手引書!
目次
第1章 生命に対する罪
第2章 身体に対する罪
第3章 自由に対する罪
第4章 秘密・名誉に対する罪
第5章 信用・業務に対する罪
第6章 財産に対する罪
著者等紹介
須藤純正[スドウスミマサ]
昭和26年生まれ。昭和51年東京大学法学部卒業。昭和53年検事任官(札幌地方検察庁釧路地方検察庁、東京地方検察庁の各地方検察庁勤務)、昭和58年法務省民事局付・法制審議会商法部会幹事(会社法、借地借家法改正立案など)、平成元年大阪地方検察庁検事、平成4年法務総合研修所研修第一部教官(民商事と交錯する経済犯罪を研究)、平成7年東京地方検察庁検事、平成8年福岡地方検察庁小倉支部副支部長、平成11年検事退官、弁護士登録(福岡県弁護士会)、平成18年法政大学法学部教授(刑事法)、平成27年在外研究で渡米(テンプル大学ロースクール入学、米国法学修士号(LL.M)取得)、平成29年在外研究から帰国し、法政大学教員・弁護士(第一東京弁護士会)に復帰(〜令和4年3月)、令和4年5月千代田区一番町に須藤純正法律事務所を開設、現在は弁護士・法政大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
出版社内容情報
・判例集による事案と判旨の読み込み、基本書による学説の理解、逐条解説による条文の解釈の三つの要素を、検事や大学教授としての経歴をもつ弁護士が、一冊にコンパクトにまとめた実務にも役立つユニークな手引書!
・最近の裁判例を中心に事例を詳しく紹介しており、法学部生、法科大学院生、司法試験受験生など刑法各論を学ぼうとする初学者が、刑法に親しんで楽しく基礎力と応用力を身につけるのに最適のテキスト!
・実際の刑事裁判において刑法を自ら実践する若手弁護士などの法律実務家が、犯罪の成否を左右する刑法各論のポイントと刑事訴訟法の論点を深く理解して刑事弁護のスキル向上をめざすにも最適の書!
・細かい学説の対立に分け入らずに実務を重視し、判例・通説の立場からコンパクトに解説するとともに、元検事である著者が詳細な事例の紹介と事案の構成要件への丁寧なあてはめをしており、司法試験の論文試験対策や刑事弁護の実務に役立つ!