内容説明
どうして、こんなことをわざわざ書くんだろう。「穿ち」「軽み」「おかしみ」と、その先へつながる現代川柳の世界。はじめて手に取る川柳アンソロジー333句。
目次
月曜日の川柳(今日もおろおろと;金魚の出番;雨はどこにでも;心の揺れ;歯医者と眼鏡屋)
火曜日の川柳(自転車を停めて;不思議な街;今のふたり;生きるとは;自分を保つ)
水曜日の川柳(テレビで見ます;すったもんだ;ニャーと鳴くだけ;老いゆくよ;酒の肴に)
木曜日の川柳(輪郭をつかまえる;転がったところ;母と並んで;傷つきやすさ;家の灯り)
金曜日の川柳(妖精と酢豚;妻の才能;旅に出る;記憶の夕焼け;まっすぐ夜になれ)
著者等紹介
樋口由紀子[ヒグチユキコ]
1953年大阪府生まれ。「晴」編集発行人。「豈」「トイ」同人(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)