アウシュヴィッツとその後 誰も戻らない―アウシュヴィッツとその後〈第1巻〉

著者:デルボー,シャルロット【著】〈Delbo,Charlotte〉/亀井 佑佳【訳】
出版社:月曜社

商品説明

内容説明

フランス人レジスタンス女性シャルロット・デルボー。「文学は、とりわけ詩は、アウシュヴィッツを語らずして何を語るのか」―彼女にとって証言することは、その苦痛を、消えない傷を、詩の言葉によって見えるようにし、感じるようにすることだった。戦後すぐに書かれ、約20年のあいだ公刊されずにいた本書には、生きて戻ることのないはずだった著者の切実な声と、戻らなかった者たちの声の残響が刻まれている。



目次

到着通り、出発通り
“二千年泣いたあなたたち…”
“ああ知っているあなたたち…”
“私の母 それは…”
“誰もが腕に消えない数字を…”
“荒れ果てたとある平原だった…”
会話
マネキンたち
男たち
点呼
ある日
マリー
翌日
同じ日
アリスの脚
ステニア
[とある平原……]
昼間
アデュー
点呼

五十まで
チューリップ

ヴァイター
渇き


[ある死体……]
[もう付いていくことのできない、ある男]
[二人の女に腕で引きずられている、ある女……]
アウシュヴィッツ
マネキン
日曜日
男たち
会話
司令官
点呼
リュリュ
オーケストラ
あなたたちはこう信じていた



著者等紹介

デルボー,シャルロット[デルボー,シャルロット] [Delbo,Charlotte]
1913‐1985。フランスの作家。1913年8月10日、ヴィニュー‐シュル‐セーヌ(パリ南東郊)生まれ。1942年3月、レジスタンス活動を理由に夫のジョルジュ・デュダックとともにフランス警察に逮捕され、ゲシュタポに身柄を引きわたされる。夫の銃殺刑ののち、229人のフランス人レジスタンス女性とともに1943年1月24日の輸送列車でアウシュヴィッツ強制収容所に送られ、1945年4月23日にラーフェンスブリュック女性収容所にて解放された。1985年3月1日、パリにて病没。享年71歳

亀井佑佳[カメイユカ]
1986‐。フランス文学・哲学研究。立命館大学大学院文学研究科人文学専攻哲学専修博士前期課程修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)




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