内容説明
電子・電気工学の学生を対象に、半導体デバイスとはなにか、どんな原理で働くのかを丁寧に解説。半導体デバイスの動作原理を基礎から最先端の研究・開発に必要な知識までしっかりと習得できるようにした。多数の図表と章末問題を通して、半導体デバイスの動作原理を直観的に理解できるよう、説明に工夫を凝らした。
目次
第1章 デバイスの概念
第2章 結晶中の電子の振る舞い
第3章 半導体中の電子とホール
第4章 半導体中の電気伝導
第5章 PN接合
第6章 金属と半導体の接合
第7章 バイポーラトランジスタ
第8章 MOSトランジスタ
第9章 パワー半導体デバイスの考え方
著者等紹介
柴田直[シバタタダシ]
1971年大阪大学工学部電子工学科卒業。1974年大阪大学大学院・基礎工学研究科・物性学専攻を博士課程1年で中退、大学院では物性理論の研究を行う。1974年東芝入社、総合研究所にてMO集積回路の研究開発に従事。1978年〜1980年スタンフォード大客員研究員としてレーザアニールの研究を行う。1984年この研究により東京大学より工学博士の学位を授与される。1986年東芝を退社、東北大学工学部電子工学科助教授に着任、低温半導体プロセスの研究から知能デバイスの研究を行う。1997年東京大学院工学系研究科電気系工学専攻教授に着任。現在、東京大学名誉教授、東北大学特任教授。応用物理学会・物理系学術誌刊行センターAPEX/JJAP専任編集長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)