内容説明
追う猟師と追われる獣、仕掛けるもの、仕掛けられるもののしのぎを削る攻防。
目次
序 現代マタギ考―その系譜と精神
マタギの里から1 奥会津/間方の猟師の暮らし
マタギの里から2 奥会津/続・間方の猟師の暮らし
マタギサミット
マタギの里から3 山形・小国/五味沢マタギの春熊猟
マタギの里から4 山形・小国/続・五味沢マタギの春熊猟
奥利根の熊撃ち
マタギの里から5 南会津/田島猟師と原発事故
女猟師、後藤陽子
猟師への道1 67歳の第一種銃猟免許取得
狩猟の歴史と千松信也の罠猟
漁師への道2 最初の獲物
清水銃砲火薬店の挑戦
ジビエは地球を救えるか
有害駆除―獣害との闘い
猟師への道3 くくり罠猟、事始め
ヒグマ試論
著者等紹介
高桑信一[タカクワシンイチ]
1949年、秋田県男鹿市生まれ。文筆家。登山家。電電公社からNTT勤務の後、2002年退社。「ろうまん山房」を設立してフリーランスになる。取材カメラマンやライターとして、溪谷遡行を中心に各地の山岳を取材する。奥利根、下田・川内、南会津などの知られざる山域に精通。消えゆく古道や山里の暮らしを丹念に追って発表。近年、銃所持許可と狩猟免許、罠猟免許を取得。半世紀暮らした埼玉県から茨城県の筑波山麓に移住し、近郊の低山歩きと狩猟を楽しむ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)