商品説明内容説明
戦時下のウクライナとロシアへ、記者は飛んだ。空爆下のキーウで、制裁下のモスクワでそれぞれの市民は何を思い、どこへ向かうのか。三年目に突入したウクライナ戦争。
目次
第1部 二つの首都(空爆下のキーウへ;制裁下のモスクワへ;変貌するロシア経済)
第2部 二人の大統領(狂気の皇帝プーチン;屈辱の大統領ゼレンスキー)
著者等紹介
黒川信雄[クロカワノブオ]
イギリス・ウェールズ大学ジャーナリズム学部修士課程修了。ロイター通信財団、日本工業新聞社を経て、産経新聞社入社。経済部、外信部を経て2014年11月から18年1月までモスクワ特派員。現在は大阪経済部記者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
出版社内容情報
◎なぜロシアは戦争を続けるのか。なぜウクライナは抗い続けられるのか。
開戦後、ロシアとウクライナそれぞれに渡り、人々の本音に迫った。
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「侵略する側とされる側、その双方から生の声を拾い上げた一冊。この戦争を理解するための必読書である」
小泉悠氏(東京大学先端科学技術研究センター准教授)推薦!
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収まらぬインフレ、エネルギー価格の高騰、不安定化する国際秩序……私たちの日常を揺さぶり続けるウクライナ戦争。三年目に突入したこの戦争は、どこへ向かうのか。
それは、ウクライナとロシア、それぞれの国民の声に耳を傾けることで明らかになる。
「ロシア軍にはこれだけの目に遭わされてきた。だから、絶対に負けるわけにはいかないんだ」(キーウの男性)
「今はね、何もしゃべらないほうがいいのよ。何かをしゃべるには、あまりにも危険だわ」(モスクワの女性)
「ロシア兵は”埋めろ、ただし庭にだ”と言ったんだよ。うちの庭は、死体を埋める穴だらけになったよ」(ブチャの女性)
「知っているかい。ブチャの映像はね、いわば”ポルノ”なんだよ。すべて、作り話なんだ」(ロシア人の旧友の知人)
「われわれはクリミアを奪われて学んだ。ロシアと妥協をしても、彼らは結局、侵略の手を止めない」(キーウの市民)
毎日のように空爆が続くキーウで、制裁で世界から孤立したモスクワで、彼らは何を思うのか。それを解き明かすべく、開戦から数カ月後、戦争当事国となったウクライナとロシアに、記者は飛んだ。産経新聞記者元モスクワ特派員による現地ルポ。
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