芭蕉の風景〈下〉

著者:小澤 實【著】
出版社:ウェッジ

商品説明

内容説明

21世紀の日本に芭蕉を訪ね歩いた20年、ここに完結。いよいよ円熟する芭蕉の俳諧、旅もクライマックスの「おくのほそ道」から終焉の地、大阪へ。2000年から約20年にわたり、狂おしいほどの熱情で芭蕉の旅を追いかけた俳人・小澤實のライフワーク。句集未収録の約240句を収録。



目次

第5章 おくのほそ道(鮎の子のしら魚送る別哉;行春や鳥啼魚の目は泪;糸遊に結つきたる煙哉 ほか)
第6章 上方漂泊の頃(うきわれをさびしがらせよ秋の寺;たふとさにみなおしあひぬ御遷宮;硯かと拾ふやくぼき石の露 ほか)
第7章 晩年の世界(麦の穂を便につかむ別かな;どむみりとあふちや雨の花曇;さみだれの空吹おとせ大井川 ほか)



著者等紹介

小澤實[オザワミノル]
昭和31年、長野市生まれ。昭和59年、成城大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。15年間の「鷹」編集長を経て、平成12年4月、俳句雑誌「澤」を創刊、主宰。平成10年、第二句集『立像』で第21回俳人協会新人賞受賞。平成18年、第三句集『瞬間』によって、第57回読売文学賞詩歌俳句賞受賞。平成20年、『俳句のはじまる場所』(3冊ともに角川書店)で第22回俳人協会評論賞受賞。俳人協会常務理事、讀賣新聞・東京新聞などの俳壇選者、角川俳句賞選考委員などを務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)



出版社内容情報

2000年から2018年にかけて、旅雑誌「ひととき」「L&G」で連載された「芭蕉の風景」。毎月、松尾芭蕉が句を詠んだ地を実際に訪れ、あるときは当時と変わらぬ大自然の中、またあるときは面影もまったくない雑踏の中、俳人と旅と俳句の関係を深くつきつめて考え続けた連載は人気を博し、200回を超えて続きました。
俳人・小澤實の約20年間、そして芭蕉にとっては、20代前半から晩年までの約30年間。2人の俳人は300年の時を隔てて、日本中を旅し、句を詠み続けました。この本はその記憶の「交歓」であり、現地を見た、感じたからこそわかる、まったくあたらしい芭蕉像を造り上げた意欲作です。
★下巻には句集未収録の約250句を収録★




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