内容説明
人類の宇宙進出に必要なアカデミア・民間の力とは?
目次
第1章 新時代を迎えた宇宙開発と宇宙ビジネス
第2章 宇宙開発の歴史と現状
第3章 宇宙ビジネスの主舞台はLEO
第4章 宇宙に人が行く、住む時代に
第5章 対談・宇宙実験の先駆者と語る展望
第6章 スペース・トランスフォーメーション実現のために
著者等紹介
堀口真吾[ホリグチシンゴ]
野村総合研究所、日本総合研究所等にて、主にデジタルテクノロジーを活用した新規事業開発、マーケティング戦略の立案・実行、デジタル戦略立案・実行に従事。特に金融、ハイテク・通信、宇宙を専門とする。2018年にISS等での使用を想定した小型ライフサイエンス実験装置の研究開発を行うDigitalBlastを創業。現在、企業のDX(デジタル・トランスフォーメーション)や宇宙ビジネスコンサルティングを行うDigitalBlast Consultingの代表も務め、宇宙利用の拡大を目指している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
出版社内容情報
「宇宙環境利用」は、今後、人類と宇宙という関係性の中で最も大きな要素になる。
これまで、宇宙開発は国家主体で実行されてきました。旧ソビエト連邦の人工衛星打ち上げや有人宇宙飛行、米国のアポロ計画による人類初の月面着陸、国際宇宙ステーション(ISS)などは全て国家主導でした。しかし、宇宙開発はいま民間主導に変貌しつつあります。ロケットの多くは民間企業が打ち上げ、人工衛星の数は日ごとに増加しています。宇宙飛行を体験する民間人もいます。2030年代には民間宇宙ステーションが誕生するでしょう。アルテミス計画という国際協力による深宇宙探査が始まるなど、人類はすでに宇宙に生存領域を拡大し始めているのです。
今、世界中で勢いを増す宇宙ビジネスの状況は、世界を変えたIT革命前夜と同じであるように感じます。まさに宇宙が社会を変える、「スペース・トランスフォーメーション」が起きつつあり、宇宙という場を利用していかに価値を生み出していくかが問われています。(本書の「はじめに」より)