内容説明
リスクを管理することの専門家だからこそ、具体的に伝える「不安定な時代の留学戦略」をまとめた1冊!
目次
第1章 こんな時代に留学かよ
第2章 世界を知ることの5つの意義
第3章 差別化戦術としての留学
第4章 生き残ることの意味
第5章 こんな時代だからこそ体調管理を
第6章 日本にない脅威にも目配りを
第7章 緊急事態に巻き込まれた際の対応
第8章 メンタルヘルスも大切に
第9章 送り出す立場の方へ 第10章 留学の先に広がる世界
著者等紹介
尾〓由博[オザキヨシヒロ]
株式会社海外安全管理本部代表取締役社長。1981年生。2006年より国際協力機構(JICA)にて勤務。インド、パキスタン、アフガニスタン等南アジアにおける安全対策、開発支援案件の形成、実施を担当。パキスタン駐在中国政選挙や首都における大規模反政府デモ等に対応し、現場での安全管理業務ノウハウを体得。2016年7月に発生したバングラデシュ、ダッカレストラン襲撃事件後に発足した安全管理部の第一期メンバーとしてJICA安全対策制度、仕組みの構築に貢献。また、組織内の緊急事態シミュレーション訓練において階層別に様々な訓練を企画、実施。国連機関及び世界銀行の危険地赴任者向け訓練も受講しており、JICAのみならず国際機関の安全対策研修内容も熟知。2018年より独立し株式会社海外安全管理本部創立、代表取締役。2022年からは世界最大のセキュリティ関係者コミュニティであるASIS日本支部で事務局長を務める。獣医師、日本証券アナリスト協会認定アナリストの資格を有し世界情勢、感染症/公衆衛生、そして経済の3つの分野の知識、人脈を総合し、独自の視点でセキュリティコンサルティングを実施中。東証一部上場企業を筆頭に複数の企業、国立大学等からも信頼を得ている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
出版社内容情報
新型コロナウイルス感染症(COVID―19)やロシアによるウクライナ侵攻の影響もあって、日本国内から海外に留学しようという学生の数はここ数年、激減してしまいました。海外で事業を展開する企業・団体向けに安全対策や健康管理についてのアドバイスを行い、お手伝いをしている「セキュリティコンサルタント」である筆者が「不安定な時代だからこそ海外に留学し、しり込みしている大勢と差をつけよう」と訴えた逆転の発想に基づくユニークな指南本が本書です。実際に留学を経験した魅力的な若者との対談を交えながら、海外留学の意義やメリット、リスク回避の実践方法が懇切丁寧に紹介されています。そして何より留学を検討しているものの、どうやったら安全に海外に行って帰ってこられるかと思案している人、リスクが怖いので留学を躊躇している人、そして保護者や大学関係者が、どの章を中心に読めばいいのかが分かるように構成された「辞書」のように携行したい便利な一冊です。