内容説明
全世界No.1ベストセラー「聖書」を、これまでにない視点と解釈でわかりやすく読み解く!「聖書」の物語に散りばめられたキーワードを知ることで、世界の見方が変わって、より人生が豊かになる。
目次
第1章 そもそも聖書とは?
第2章 人間のはじまりとエデンの園
第3章 エデンの園に帰れないという問題
第4章 イエス・キリストとエデンの園
第5章 エデンの園へ帰る壮大な物語
第6章 聖書をたのしく読むために
第7章 「今」を生きる私たちにとっての「聖書」
著者等紹介
石田平和[イシダヘイワ]
1996年、オーストラリア、シドニーで生まれる。クリスチャンファミリーの中で、毎日、聖書を読み聞きしながら育ち、その物語性に引き込まれて独自の読み方を考え始める。11歳のとき日本に帰国。13歳のときに、初めてイスラエルに渡航、ヨルダン川で洗礼を受ける。関西学院大学とイスラエルのライヒマン大学を卒業後、23歳のときに聖書をヘブライ語で読みたい思いから聖書の舞台イスラエルへ留学し4年間滞在。テルアビブ大学で「聖書考古学」の修士課程を修了する。現在は、大阪にあるイスラエルの聖地旅行を専門とする(株)ホーリーランドツーリストセンターの副代表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
出版社内容情報
2000年もの時間をかけ、無数の書き手の力によって書かれた「聖書」。世界最大のベストセラー作品として全世界で読み継がれている反面、難解とも言われ、なんとなくよくわからない……という人も少なくないと思います。日本の大学を卒業後、イスラエルの大学院にて修士課程(考古聖書学)を終了した著者が、「17歳」という大人の一歩手前の世代にもわかりやすく初めて書き下ろしたのが本書です。聖書の世界観が好きな方はもちろん、これから読んでみたいと思っている人、もっと「世界」のことを知ってみたい人におすすめです。
(本文「はじめに」より)
シャローム!(こんにちは)
皆さんは聖書に対してどのようなイメージを持っていますか?
日本に住んでいるとなかなか「聖書」にふれることはありませんが、完成してから約2000年経った今でも「聖書」という書物は世界中で読み続けられています。
これって凄くないですか?
『聖書』ほど時代を超えて読み続けられている本はありません。その理由を知るためにいざ「聖書」を手に取っても、内容が複雑すぎてすべてを理解できなかったり、キーワードが多すぎて頭が混乱したり、全然面白いと感じることができない人もけっして少なくありません。
でもこれだけは言わせてください。
「聖書」は本当に面白いです。
ただ、あまりにも複雑なので、私たちは面白さに気づくことができません。
それでも「聖書」の物語にふれることで、今、私たちが住んでいる「世界」の側面が見えてくるから不思議です。その魅力が、2000年の時を経ても読み継がれている秘密のひとつだと私は思っています。
そんな「聖書」を少しでもわかりやすく、そして何よりも楽しく読めるようにこの本を書かせていただきました。