出版社内容情報
★なぜ、日本海軍は勝ち目のない対米戦に踏み出したのか?
★日本とアメリカの貴重な史料を独自の視点で新たに読み解き、名提督の実像を探る
東郷平八郎は日本海海戦で大胆かつ的確な決断を下し、
日本を日露戦争の勝利へ導いた。
一方、晩年は海軍の重鎮として戦争への道を開いた。
山本五十六は真珠湾攻撃を決断し成功を収めたが、
結果的にはアメリカとの戦争を長期化させた。
本書は、リーダーの決断がなぜ成功、あるいは失敗したかを
日本とアメリカの貴重な資料を読み解き、明らかにしていく。
【目次】
第一章 東郷平八郎「三つの決断」
第二章 山本権兵衛「ぶれない信念」
第三章 二つの海軍軍縮条約〜加藤友三郎と財部彪の決断
第四章 山本五十六「究極の決断」
第五章 戦争を始める決断、終わらせる決断〜永野修身と鈴木貫太郎
終章 「提督の決断」から何を学ぶべきか