内容説明
なぜ、キックボクシングではなく空手なのか!?武道の本質は格闘スポーツではなく、マインドフルネス的活動(「今ここ」の身体を追求すること)だった。呼吸を重視して徒手で単独形を行う空手は、特に禅的アプローチがしやすい。古の達人が到達した境地へ身体心理学から迫る!すぐに試せる実践方法も紹介!
目次
さまよう心
マインドフルネスと覚触
実践的理解
身体の現在性の追求
武道と競技
武道修行の本質
武の伝承
空手とは何か
空手と形
空手的身体
空手と禅
藤田一照(曹洞宗国際センター所長)×湯川進太郎
著者等紹介
湯川進太郎[ユカワシンタロウ]
1971年愛知県生まれ。早稲田大学を卒業後、筑波大学大学院を修了し、現在、筑波大学人間系准教授・博士(心理学)。専門は臨床社会心理学・感情心理学・身体心理学。空手道糸東流六段(摩文仁賢榮宗家より允許)、糸東流空手道正修館常任理事・準師範(柏支部所属)、筑波大学空手道部顧問、日本武道学会会員。感情制御・ストレスマネジメントと武道・武術の関係を身体心理学(特にマインドフルネス)から捉える独自の観点で、近年、「空手と禅」というテーマを中心とした武道論や身体技法をブログや大学授業などで展開している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)