カリブ海アンティル諸島の民話と伝説

著者:ジョルジェル,テレーズ【著】〈Georgel,Th´er`ese〉/松井 裕史【訳】
出版社:作品社

商品説明

内容説明

ヨーロッパから来た入植者たち、アフリカから来た奴隷たちの物語と、カリブ族の物語が混ざりあって生まれたお話の数々。1957年の刊行以来、半世紀以上フランス語圏で広く読み継がれる民話集。人間たち、動物たち、そして神様や悪魔たちの胸躍る物語、全34話。挿絵62点収録。



目次

老マルヴァンの伝説
キュビラ
黒人が生まれながらに不幸なわけ
マントノン夫人
ジョゼフィヌ
ポカム坊や
ヴァヌス坊や
クリストポンプ・ドゥ・ポンピナス
青ひげ
悪魔より強い〔ほか〕



著者等紹介

ジョルジェル,テレーズ[ジョルジェル,テレーズ] [Georgel,Th´er`ese]
1957年の刊行以来、広く読み継がれる『カリブ海アンティル諸島の民話と伝説(Contes et l´egendes des Antilles)』の著者で、子供時代をアンティル諸島で過ごしたとされている。1980年ごろ、クレオール語が再度注目される中、同書は、1979年のマリテレーズ・ルンフによるフランス語とクレオール語併記のバイリンガル民話集や、1988年のクレオール性の作家パトリック・シャモワゾーによる民話集(邦題『クレオールの民話』)の典拠に挙げられている

松井裕史[マツイヒロシ]
金城学院大学文学部准教授。ニューヨーク市大学大学院センターで博士候補資格取得後、フランスのパリ第八大学で博士号取得。文学博士。フランスおよびフランス語圏文学、とりわけカリブ海が専門(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)



出版社内容情報

ヨーロッパから来た入植者たち、アフリカから来た奴隷たちの物語と、カリブ族の物語が混ざりあって生まれたお話の数々。
1957年の刊行以来、半世紀以上フランス語圏で広く読み継がれる民話集。人間たち、動物たち、そして神様や悪魔たちの胸躍る物語、全34話。【挿絵62点収録】


 アンティル諸島の生活では、民話が大きな場所を占めています。民話は夜のものです。昼間に民話を語ることは決してありません。さもなければ、竹のかごに変えられてしまう恐れがあるからです。気温の高い、晴れた夜を待つのです。民話はクレオール語で語られます。熱帯では夜明けもたそがれもありません。太陽は最後の輝きを数分放つと姿を消します。地上は突然暗がりに浸ります。するとホタルが舞います。コオロギが歌い始めます。地上に吹くそよ風がサヴァンナのにおいを全部運んできます。これが民話を語る時なのです。外に腰を掛けて、年寄りの「ダー」を囲みます。夜冷えをしないように「バクア」の帽子をかぶっています。そしてこう語り始めます。「ボンボヌフォワ! 三度楽しいお話」
(本書「まえがき」より)




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