本居宣長

著者:熊野 純彦【著】
出版社:作品社

商品説明

目次

外篇 近代の宣長像(近代国学の運命/吉田松陰、本居豊頴、芳賀矢一;日本思想史研究の先駆者たち/村岡典嗣、津田左右吉、和辻哲郎;激動前夜/會津八一、佐佐木信綱、清原貞雄;昭和初年の諸動向/竹岡勝也、永田廣志、羽仁五郎;総動員体制のただなかで(一)/蓮田善明、時枝誠記、山田孝雄 ほか)
内篇 宣長の全体像(「われはさてうまれつる身ぞかし」/京都遊学まで;「児女のみめかたちうつくしきこといはんかたなし」/契沖との出会い;「なを歌は詞をさきとすべきわざになん有ける」/初期歌論をめぐって;「つみのこす春野のすみれ」/源氏物語を生きる;「こととほく、あやしきやうにおぼえ」/眞淵との邂逅と萬葉研究 ほか)



著者等紹介

熊野純彦[クマノスミヒコ]
1958年、神奈川県生まれ。1981年、東京大学文学部卒業。現在、東京大学文学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)



出版社内容情報

根源的(ラジカル)な全体像

本書の「外篇」は、明治改元によってこの国の近代が開かれたそののち、宣長のうえに流れてきた時間を測りなおそうとするこころみである。一方でその蓄積をふまえ、他方でその堆積をかき分けてゆくことで、私たちははじめて、今日の時代のただなかで宣長の全体像をあらためてとらえかえすことができる。本書の「内篇」でもくろまれるのはそのくわだてにほかならない。たほう「外篇」がこころみるのもいわゆる「研究史」ではない。それはむしろ、現在の私たちが宣長の生と思考との痕跡をたどりなおそうとするさい、その所与の条件を形成する、本居宣長をめぐる近代日本の精神史のひとこまを検討することを目あてとするものなのだ。

熊野純彦[クマノスミヒコ]
著・文・その他




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