“資本論”入門

著者:ハーヴェイ,デヴィッド【著】〈Harvey,David〉/森田 成也/中村 好孝【訳】
出版社:作品社

商品説明

内容説明

グローバル経済を読み解く『資本論』の広大な世界へ。世界的なマルクス・ブームを巻き起こしているハーヴェイ教授の最も世界で読まれている入門書。



目次

『資本論』をどう読むべきか
商品と価値
貨幣とその諸機能
資本の生成と労働力商品
労働過程の弁証法と剰余価値生産
労働日と階級闘争の政治学
相対的剰余価値の生産と階級戦略
機械と大工業1―技術と諸契機の弁証法
機械と大工業2―機械と階級闘争のダイナミズム
剰余価値論から資本蓄積論へ
資本主義的蓄積と貧困
本源的蓄積と「略奪による蓄積」
省察と予測



著者等紹介

ハーヴェイ,デヴィッド[ハーヴェイ,デヴィッド][Harvey,David]
1935年、イギリス生まれ。ケンブリッジ大学より博士号取得。ジョンズ・ホプキンス大学教授、オックスフォード大学教授を経て、現在、ニューヨーク市立大学教授(Distinguished Professor)。専攻:経済地理学。論文が引用されることが世界で最も多い地理学者であり、マルクス理論研究の世界的権威である。2008年、『資本論』の講義を撮影した動画を、インターネットでフリーで一般公開した。すると、世界中からアクセスが殺到し、現在の世界的なマルクス・ブームを巻き起こす一助となった

森田成也[モリタセイヤ]
駒澤大学非常勤講師

中村好孝[ナカムラヨシタカ]
滋賀県立大学人間文化学部助教(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)



出版社内容情報


【著者デヴィッド・ハーヴェイの言葉】

『資本論』は、内容豊かで多様な次元をもった書物である。これまでの「マルクス主義」という言葉に付随する先入観や偏見を排して、マルクス自身の観点に立ち返って読むことによって、皆さんとともに『資本論』の広大な世界への旅に出かけてみたい。それが、現在のグローバル経済を読み解くのに、きわめて有効であることを納得していただけるだろう。(序章より要約)


【各界からの評価】

ハーヴェイ教授は、経済学やマルクス研究に革命を起こし、世界の新たな世代の知識人に影響を与えている。今を生きるすべての人が、本書を読むべきだ。――ナオミ・クライン(作家・アクティヴィスト。著書『ショック・ドクトリン』)

ハーヴェイ教授は、ラディカルな学者であり、彼の研究は、ジャーリズムにありがちな固定観念から自由であり、世界の現実への認識と慎重に考え抜かれた分析に満ちている。――リチャード・セネット(社会学者。著書『公共性の喪失』)

ハーヴェイ教授は、経済学・地理学・政治学・歴史学をたやすく使いこなしながら、説得力のある議論と明快な文章によって、現在発生している問題を大胆に整理し、私たちすべてを巻き込んでいる21世紀世界の混乱が、なぜ起こっているのかを理解させてくれる。――スーザン・ジョージ(政治経済学者・アクティヴィスト。著書『なぜ世界の半分が飢えるのか』)

本書は、まさに厳然たる仕事である……。――フレデリック・ジェイムソン(思想家。著書『政治的無意識』)




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