ヘルマン・ヘッセの精神史―創作と癒し

著者:細川 清【著】
出版社:吉備人出版

商品説明

内容説明

ノーベル文学賞受賞者であり、20世紀を代表する偉大な作家ヘルマン・ヘッセ。ヘッセ文学は終始ひとの心の内面に向かう探求であり、その統一的帰結が終生のテーマであった。しかしヘッセを取り巻く世界情勢は、彼の願望をそのまま許そうとはしなかった。家庭の周辺においても温床は存在しなかった。その戦いは、ヘッセの心性に強い影響をもたらし、極度の精神不安を抱くようになる。本書では、ヘルマン・ヘッセの自己治癒への道程をまとめながら、創造と精神分析、さらに筆者が追究する癒しという視点で作品分析を試みている。



目次

序章
第1章 自我同一性という相克
第2章 ヘッセ、精神分析を受ける
第3章 精神分析(1917・1918)夢日記
第4章 創作デミアンと精神分析
第5章 『シッダールタ』Siddhartha
第6章 『荒野の狼』不滅の人へ
第7章 『ガラス玉遊戯Das Glasperlenspiel』に込められたもの―統一と自己治癒
終章 各章のまとめとヘッセ最後の告白



著者等紹介

細川清[ホソカワキヨシ]
1931年広島県東城町生まれ。広島市の私立修道高校卒業。1955年東京大学独文学科卒業後、岡山大学医学部卒業。精神・神経医学を専攻。1968年より2年半、アメリカ・ウィスコンシン大学に留学。岡山大学医学部助教授を経て、1983年初代香川医科大学精神科教授、1991‐97年同大学付属病院長・副学長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)




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