内容説明
なぜか消えてしまった歌は、いい歌ばかりなのだ。「仰げば尊し」「われは海の子」「虫のこえ」「冬景色」…。歌から見えてくる、日本人の生き方、懐かしい景色。内館牧子がつづる歌の情景、忘れたくない日本の心。
目次
船頭さん
春の歌(朧月夜;仰げば尊し ほか)
夏の歌(蛙の笛;汽車ぽっぽ ほか)
秋の歌(見てござる;風 ほか)
冬の歌(冬の星座;もずが枯木で ほか)
著者等紹介
内館牧子[ウチダテマキコ]
1948年秋田市生まれ。東京育ち。武蔵野美術大学卒業後、13年半のOL生活を経て、1988年脚本家としてデビュー。テレビドラマの脚本は「ひらり」(1993年第1回橋田壽賀子賞)、「毛利元就」(1997年NHK大河ドラマ)、「小さな神たちの祭り」(2021年アジアテレビジョンアワード最優秀作品賞)など多数。小説家、エッセイストとしても活躍。2000年より10年間、女性初の日本相撲協会の横綱審議委員を務める。2003年、大相撲研究のために東北大学大学院に入学、2006年3月修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)