内容説明
これまで数百名に及ぶ元兵士や戦争体験者を取材してきた著者。戦後80年のいま、“最後”と言っても過言ではない、新しい証言も掲載し、我らが失いつづけてきた、糧として頼るべき健全な自国史を取り戻す!
目次
第一章 真珠湾攻撃に参加した元航空兵の肉声
第二章 泰緬鉄道の建設―俘虜虐待はあったか?
第三章 少年水測兵が聴いた「戦争の音」
第四章 インパール補充兵が見たビルマの戦い
第五章 レイテ沖海戦で見た死線
第六章 硫黄島の戦いの虚実―両陛下のご訪問に寄せて
第七章 B29に特攻した航空兵の正体
第八章 人間爆弾「桜花」に乗った日
第九章 整備兵が見た特攻隊員たちの実像
第十章 日本を分断から守った占守島の戦い
第十一章 満蒙開拓団の引揚者が見た無慈悲と冷酷
第十二章 知られざる史実「ウクライナ抑留」の実態
終章 昭和日本「百年の孤独」―あとがきに代えて
著者等紹介
早坂隆[ハヤサカタカシ]
1973年、愛知県出身。ノンフィクション作家。『昭和十七年の夏 幻の甲子園』(文藝春秋)で第21回ミズノスポーツライター賞最優秀賞を受賞。顕彰史研究会顧問(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
出版社内容情報
敗戦から80年が経つ”昭和100年”。先の大戦で戦った先人も、その多くが鬼籍に入っているが、ほんとうに「最後の生存者」が最後の証言を残してくれた……真珠湾、泰緬鉄道、特攻、インパール、レイテ沖海戦、硫黄島、占守島、満洲引き揚げ、ウクライナ抑留――そのとき、その場で彼らは何を見て、何を聞き、何を感じ、何をしたのか? 実体験者の証言は読む者の心の奥底を?んで放さない。「そんなことがあったのか……」と、我々の戦争観、昭和観を根底から変える証言集。
発売:ワニブックス 発行:ワニ・プラス
【目次】