憲法を生きる人びと

著者:田中 伸尚【著】
出版社:緑風出版

商品説明

内容説明

日本国憲法は1946年に誕生して以来、ずっと揺さぶられつづけているが、市民のなかにしっかりと根を下ろしている。それはここに登場する10人の市民の物語が語っている。彼らは、海の汚染に立ち向かい、食の安全を求め、戦争孤児として国家に抗い、日本の植民地支配がもたらした分断の歴史のなかで「無国籍」を貫いて生き、思想・良心の自由を抑圧する「日の丸・君が代」に職を賭して抵抗し、親の侵略責任を背負って贖罪の営みをつづけ、生活の場を移してまで日米合作の新基地建設に反対し、南京に通いつづけて戦争とその責任を受け継ぎ、1人の法曹として憲法を実践し、天皇のための死から脱して主権者として生きる―戦後市民が戦争と敗戦によって生まれた憲法を生きて、鮮やかに闘っている姿だ。本書は、かれら憲法を生きる人びとを追った。



目次

1 沖縄を再び戦場にしてはならないと琉球絣に惚れた越後の人
2 海の破壊と漁村の女性史を追って「起承転々」
3 隠された戦争孤児を追った戦争孤児
4 「平和の条」の輝きに託す無国籍の「在日サラム」
5 南京へ通いつづける接班人
6 不当な命令への不服従は教員の責任
7 食を通して大地に「平和の種」を蒔きつづける
8 「五分の虫、一寸の魂」で実践する
9 父の侵略責任への自責と贖罪に生涯かける
10 「元・戦争ロボット」の主権者革命



著者等紹介

田中伸尚[タナカノブマサ]
東京生まれ。ノンフィクション作家。『ドキュメント 憲法を獲得する人びと』(岩波書店)で第8回平和。協同ジャーナリスト基金賞。明治の大逆事件から100年後の遺族らを追ったノンフィクション『大逆事件 死と生の群像』(岩波書店、2018年岩波現代文庫)で第59回日本エッセイスト・クラブ賞。個人の自由と国家の関係を問う著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)




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