内容説明
日本は冷戦に巻き込まれた、という人がいる。日本は冷戦の傍観者であった、という人がいる。ほんとうにそうなのであろうか?知識人の行動や言説を振り返り、フィルムに焼き付いた物語を見直してみると、そこには冷戦の共犯者であり、主宰者でもある、日本の姿が浮かび上がってきた。
目次
1 竹内好と「敵対」の思想
2 あの戦争、この戦争
3 「肉体」の磁場
4 回帰するアジア、余白のアジア
5 朝鮮戦争という劫火
6 燃える「沖縄(琉球弧)」
7 捕虜/引揚の磁場
8 対蹠空間としての「アジア」
冷戦文化補論―パンデミックとオリンピック
著者等紹介
丸川哲史[マルカワテツシ]
1963年和歌山県生まれ。一橋大学大学院言語社会研究科博士号取得。現在、明治大学政治経済学部兼教養デザイン研究科教員。専攻は、日本文学評論、東アジア現代思想史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)