出版社内容情報
溶出機構をより深く理解するために、理論に基づいて数式を解説。数学の基礎やグラフ作成、数値解析の手法も紹介しています。●固体医薬品の溶出機構をより深く理解するためのバイブル
固体医薬品の溶出を促進・制御することで、さまざまな体内動態を示す製剤を得ることができます。すなわち、いかに溶出を変化させ目標とする機能性を有する製剤を設計することができるかが、製剤研究者・技術者の腕のみせどころです。優れた製剤を設計するためには、理論に裏付けられた計画・実験・考察が必要であり、Noyes-Whitneyの式、Hixson-Crowellの立方根則、Fickの第1、2法則などの理解が求められます。しかし、その式がどのようにして誘導されたのかまで記載された書籍はほとんどなく、医薬品の溶出性に関連した書籍も極めて少ないのが現状です。そこで本書では、溶出機構をより深く理解するために理論に基づいて数式を解説しました。また、本書で使用される数学の基礎やExcelによるグラフ作成、数値解析の手法などについてもわかりやすく紹介しており、医薬品溶出に関するバイブル的書籍です。
板井 茂[イタイ シゲル]
著・文・その他