目次
第1章 心機能・計測・心不全(傍胸骨左縁長軸像で計測したLV径と心尖部長軸像で計測したLV径では、心尖部長軸像で計測したLV径のほうが小さくなるように思います。本当でしょうか?本当だとすればどうしてですか?;PWやCWで流速を計測する際、どうしてもビームと血流が平行になる断面を得られない場合があります。角度補正をしていいですか?その際に気をつけることがあれば教えてください。 ほか)
第2章 弁膜症(大動脈弁にひも状のエコーが付着している例があります。これはなんですか?鑑別診断についても教えてください。;大動脈二尖弁の診断について教えてください。典型例はいいのですが、三尖で一部の交連が硬化変性して癒合しているのか、その部分がrapheなのかの判断はどのようにすればいいでしょうか? ほか)
第3章 心筋・心膜疾患(S字状中隔の定義や評価方法や注意すべき点について教えてください。臨床的な意義はありますか?;HCMの心室中隔壁厚計測はどこで行えばいいのですか?右室側をどこまで含めるのか、通常の中隔の計測部位でよいのか、最も肥厚した部位を計測するのか、基部のみが丸く突出したようになっている場合どのように計測するかなど、教えてください。 ほか)
第4章 先天性・塞栓症・その他(VSD症例で、欠損孔通過血流速度と収縮期血圧から右室圧を推定しようとしたのですが、TRの流速からの右室圧と一致しません。どのような原因が考えられますか?VSDの流速にベルヌーイの式をあてはめてよいですか?;ドプラ法を用いたQp/Qs計測のピットフォールや、正確に計測する方法を教えてください。また、計測した値が妥当かどうか評価する方法はあるのでしょうか? ほか)
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