内容説明
「ロジック」と「鳥瞰力」で採用される企画は作れる!伝説と言われた給与を獲得した筆者が教える、生のノウハウ。
目次
第1編 企画書が持つチカラを知ろう(企画書でエンジニア人生の選択肢は広がる;企画書はロジックの三角形と4ステップで作る;実は身近な企画のエッセンス。慣れれば超簡単)
第2編 企画書と企画力について知識を深めよう(採用される企画書の作法・概念を知ろう;さらに採用されやすくするには鳥瞰力が必要)
第3編 社内申請書を例に鳥瞰力を養おう(企画者の視点で考えよう;決裁者の視点で考えよう;企画書の基本構成と調整方法を知ろう;奥義を知って企画書に磨きをかけよう)
第4編 企画書の事例から体感し、学ぼう(実例編1 PHP技術者認定試験;実例編2 大ヒットしたWordPress書籍;実例篇3 新会社設立;離職率を下げる企画を考えてみよう;最終奥義:短時間で高品質に企画する方法)
著者等紹介
吉政忠志[ヨシマサタダシ]
ノベル・ジャパン、SAPジャパン、ターボリナックス、インフォテリア(現:アステリア)のマーケティング職を経験し、2010年に吉政創成株式会社を起業。国内上場企業を中心にマーケティングアウトソーシングを提供。Turbo‐CE、XMLマスター、PHP技術者認定試験、Rails技術者認定試験、Pythonエンジニア認定試験、ウェブ・セキュリティ試験(徳丸試験)、KUSANAGI for WordPress認定試験の立ち上げを企画。ノベルISVプログラム、ターボリナックス、インフォテリアのパートナープログラムをはじめとした10のパートナープログラムも企画。月間連載数15本以上、年間講演数30前後(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
出版社内容情報
「たかが企画で人生が変わるもんか」?
いえいえ、高い企画力は人生を変えます!
本書は、エンジニア向けの企画書の書き方をテーマにしています。
なぜ、そのテーマを選んだかというと、エンジニアが企画力を手にすれば、「鬼に金棒」だと筆者が考えているからです。
周知のとおり、昨今、多くの会社でITという強力な武器を活用しています。ITそのものをビジネスにしている会社も数多くあります。そして、そういった会社の重要な位置で「企画」が採用されています。
しかし、技術を理解していない人が技術を活用した企画を作ると、「おいおい、これどうやって実現するんだよ」なんて思うような企画が出てくることもあります。
技術を分かっている人間が、企画を理解し、会社やビジネスを動かすような企画を立てられたら、かなり現実的で効果が出るような企画を作れると思いませんか?
エンジニアは技術を知っています。ビジネスも技術を通してなんとなくわかっています。
次は、その技術をビジネスに生かす表現方法を理解すれば、技術とビジネスを活用できる鬼に金棒な存在になれるのです。
その表現方法こそが企画です。この本を読もうとしているエンジニアの皆様にはぜひ、企画力を身に付けて、大きく自分の人生を切り開いてほしいと考えています。
本書では、企画力を「ロジックの三角形の引き出しの多さ」と「鳥瞰力」で構成されているものと考え、この2点を鍛えるアプローチを取っています。
ビジネスにおける採用されるロジックパターンは、実はいたって簡単なのです。つきつめていくと、本書で紹介する「ロジックの三角形」に落とし込めます。その作り方について、さまざまな実例を用いながら解説します。
また企画力のもう1つの重要な要素である「鳥瞰力」とは、鳥が空から地上を眺めるように全体を見渡す力です。鳥瞰力があれば、企画の周辺がよく見えるようになり、適切な「ロジックの三角形」を選ぶこともでき、企画が失敗しにくくなります。
企画には特殊な才能は必要はなく、慣れれば誰でもできるです。ぜひ、肩の力を抜いて本書を読み、エンジニア人生の選択肢を広げてみてください。