わたしの好きな仏さまめぐり

著者:瀬戸内 寂聴【著】
出版社:マガジンハウス

商品説明

内容説明

寂聴さんとっておきの古寺と仏像の旅へご案内します。最愛の仏像に出会うことが生きる力となる。寂聴より抜き15のほとけ径。



目次

奈良県 十一面観音(法華寺)
岩手県 桂泉観音・薬師如来(天台寺)
京都府 薬師如来・九体阿弥陀・吉祥天(浄瑠璃寺)・阿弥陀三尊磨崖仏(岩船寺)
滋賀県 十一面観音(石道寺)・十一面観音(己高閣)・千手観音(黒田観音寺)
滋賀県 薬師如来(多田幸寺)・千手観音(神照寺)
京都府 閻魔大王・小野篁(六道珍皇寺)・空也上人(六波羅蜜寺)
奈良県 鑑真和上・千手観音(唐招提寺)
京都府 薬師如来・五大虚空蔵菩薩(神護寺)
京都府 釈迦如来・阿弥陀三尊(清凉寺)
京都府 聖観音・地蔵菩薩(寂庵)
ほとけ径、巡礼マップ



著者等紹介

瀬戸内寂聴[セトウチジャクチョウ]
作家、僧侶。1922年、徳島県生まれ。’43年、東京女子大学卒業。’57年『女子大生・曲愛玲』を発表して以来、伝記小説を多数執筆。’63年『夏の終り』で女流文学賞受賞。’73年、平泉中尊寺で得度。法名寂聴(俗名晴美)。’74年、京都・嵯峨野に「曼陀羅山寂庵」を開く。’87年〜2005年、岩手県天台寺住職を務めて、現在は名誉住職。’92年『花に問え』で谷崎潤一郎賞、’96年『白道』で芸術選奨文部大臣賞、97年、文化功労者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)



出版社内容情報

ただひたすらに涙した無垢な仏像、山深き寺に呼び寄せた宿命の観音、
あでやかな官能の美仏、こつこつと彫った可愛い石仏たち、
み仏を拝んだ由緒ある古寺、静かにたたずむ隠れ里のお堂や庵……
寂聴さんの忘れ得ぬ場所、魂が震えた仏像を共にめぐってみませんか。
今年、95歳となられる
瀬戸内寂聴さん。
作家として僧侶として、現役で活躍中です。

京都の自らのお寺・寂庵で行われる
法話の会にはたくさんの参加申込が殺到。
仏さまの話、人生の悩み、文化芸術などなど
深い人生経験に根ざした寂聴さんの語りは
もちろん小説、エッセイ、対談まで
寂聴さんの本は世代を超えた人気があります。

本書はそんな寂聴さんによる古寺と仏像を
めぐるガイドです。

仏像ブームはますます熱くなってきています。
京都、奈良はじめ各地の仏像をめぐるのはもちろん、
ミュージアムでの仏像展も開催のたびに
いつも長い行列ができるほどの人気です。

なぜこんなに仏像に魅かれるのでしょうか。
それがこの寂聴さんの本を読むとよくわかります。

十七歳のときに奈良。法隆寺の百済観音像を見て
涙がひたすら溢れてどうしようもなかった体験を
した寂聴さん。ひとつの仏像になぜこんなにも感動
するのか、そのわけを知りたくて寂聴さんの
仏さまめぐりは始まったのです。

本書では、寂聴さんが長い年月をかけてめぐったお寺、
出会った仏像から、よりすぐりをセレクトしました。

小説での女性の描写は当代一の寂聴さんですら、
その官能性に圧倒されたという奈良・法華寺の十一面観音。
いっぽうで少女の初々しさをもつ京都・浄瑠璃寺の吉祥天、
そして琵琶湖畔の里に隠れる美しくあでやかな観音さまたち。
寂聴さんの出会いの感動が直に伝わってきます。

また寂聴さんを荒れ寺の復興に呼び寄せたという
岩手・天台寺の桂泉観音、気弱になった寂聴さんも
その厳しいお顔を見るとパワーがもらえるという
京都・神護寺の薬師如来などのめぐりあいなど、
寂聴さんは最愛の仏像から本当に「生きる力」を
もらっているということが実感できます。

ぜひ本書を読んで寂聴さんのめぐった道程をたどり、
仏像とよいめぐりあわせの縁を得て
豊かな人生を送ってほしい。
それこそが寂聴さんがこの本に込めた祈りです。

またお寺にお参りして、達筆の文字に
朱の判子が押された御朱印をもらうのも大ブーム。
専用の御朱印帖も様々なデザインで売っています。

今回の本はそんな御朱印帖のサイズに合わせています。
ぜひ愛用の御朱印帖と一緒に旅行かばんにしのばせて
これからの季節の古寺、仏像をめぐる旅に
おでかけください。


瀬戸内寂聴 最新エッセイ
「わたしの仏縁」

官能が匂い立つ
奈良・法華寺の十一面観音像

宿命の聖地に凛とたつ
岩手・天台寺の桂泉観音像

少女の初々しさをもつ
京都・浄瑠璃寺の吉祥天

琵琶湖畔の里に隠れる
あでやかな観音たち
滋賀・石道寺と己高閣の十一面観音、
黒田観音寺の千手観音像

苦難の涙に慈愛の微笑みが重なる
奈良・唐招提寺の鑑真和上像

厳しい表情からパワーをもらう 
京都・神護寺の薬師如来像

唇から阿弥陀仏が飛び出す 
京都・六波羅蜜寺の空也上人像

今にも歩き出しそうな生命力にみちた
京都・清涼寺の栴檀釈迦像

庭の可愛らしい石地蔵たちが見守ってくれる 
京都・寂庵

各地の巡礼マップつき


瀬戸内寂聴[セトウチジャクチョウ]
1922年、徳島県生まれ。作家、僧侶。実家は神仏具商。東京女子大学卒業。恋愛に関してはドラマティックな人生を送りながらも、女性の生き方を活き活きと描写した小説を多数発表。文学界でも注目の作家となるが、1973年に仏門に入り、法名は寂聴となる。剃髪後の活躍もめざましく、荒れ寺だった岩手・天台寺の大復興を成し遂げる。京都に自ら開いた「寂庵」も四季の折々の美しい自然に囲まれての法話が人気で、高い倍率をくぐって参加者が多数訪れている。
美輪明宏さん、堀江貴文さん、池田彰さんはじめ話題の人たちとの対談も多く、名話術を誇る。90歳を超えてがんの大手術を行ったが、仕事に復帰し、現在も新聞、雑誌に連載をもち、定期的な法話も開催中。ツイッターなどで名言集なども読むことができる。




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