目次
第1章 四つの風(砂澤ビッキ『四つの風』をめぐって;『四つの風』の保全とカメラシステムの導入―自然と交感し、思索する;『四つの風』の四季)
第2章 砂澤ビッキ、風を彫る(風と樹々のミメーシス;音威子府への移住―大自然のただなかで彫る)
第3章 作品でたどる彫刻家の生涯(砂澤ビッキの生涯;ANIMALとTENTACLE;ビッキと工芸、ビッキ文様 ほか)
資料編 砂澤ビッキの痕跡をたどる
出版社内容情報
北海道を代表する彫刻家・砂澤ビッキ(1931〜1989)。旭川に生まれ、60〜70年代に札幌と鎌倉で意欲的に制作・発表を続けた後、北海道北端にある音威子府へ移住。小学校を改築したアトリエで木彫による大作「風」シリーズを生み出しました。
本書は、砂澤ビッキ没後30年を記念して開催される札幌美術展の図録であると同時に、主な彫刻や工芸品などの作品群を掲載した作品集です。
本書では、「風」をテーマにした晩年の大作を、制作を象徴するものとして大きく取り扱い、「風」に至るまでの様々な制作を、彫刻に限らず絵画や素描にも光をあてながらたどります。基本的な情報は網羅するようにし、作品は彼が手がけた様々なテーマをおおまかに分類して、解説を付しました。
目次
1章 四つの風
2章 砂澤ビッキ、風を彫る
3章 作品でたどる彫刻家の生涯