内容説明
問われ続ける教団の在り方。様々な歴史的課題を指摘し、乖離する教団の姿を問う問題作。
目次
第1部 儀式を問い法事を創る(差別問題に照射される儀式と制度)
第2部 歴史の闇に人を見つめて(百年の破闇―大逆事件と高木顕明)
第3部 真宗大谷派の新宗憲と今後の課題(真宗大谷派の新宗憲;教団論の展開―「門首」制の根本問題)
第4部 親鸞に尋ねる現代の課題(したたかに、深く撃て―叛「靖国」の情念を思想に;仏教と同性愛―坊さんとゲイ;往復書翰 戸次公正から玉光順正へ―浄土・寺・僧と現実;往復書翰 玉光順正から戸次公正へ―浄土と国家 戸次公正氏への返信として)
著者等紹介
戸次公正[ベッキコウショウ]
1948年、大阪府泉大津市生まれ。大谷大学大学院修士課程修了。真宗大谷派大阪教区南溟寺住職。相愛大学非常勤講師。元大谷派全国仏青連盟委員長。元大谷派宗議会議員(2期)。ねころじの会(地域猫活動)代表。毎月28日夜は南溟寺で同朋の会を開催。寺報『法蔵魂』(月刊紙)発行(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)