内容説明
昭和十六年(一九四一)十二月八日の早朝(現地時間は七日)、淵田美津雄を総隊長とする第一航空艦隊の攻撃隊(三五〇機)が、ハワイ・オアフ島の真珠湾を奇襲し、未曾有の大戦果をあげた。本年の十二月八日は真珠湾攻撃からちょうど八十年に当たる。そこで本書では真珠湾攻撃に関わった日本海軍の軍人たちの勲功を記した。連合艦隊司令長官の山本五十六、作戦立案・遂行に深く関わった南雲忠一、大西瀧治郎、山口多聞、源田実などはもちろん、被弾後に自爆した飯田房太、離島へ不時着後に悲劇的な最期を遂げた西開地重徳、特殊潜航艇「甲標的」で出撃後に捕虜第一号となった酒巻和男といった若者たちも取り上げた。
目次
真珠湾攻撃に参加した空母と艦載機
第1章 山本五十六と真珠湾攻撃
第2章 作戦の立案などに関わった連合艦隊の幕僚たち
第3章 攻撃兵器の改良、生産、訓練に尽力した将官たち
第4章 艦隊や戦隊の名指揮官、名参謀たち
第5章 「世紀の奇襲」を成功させた海鷲たち
第6章 運命に翻弄された不運な若武者たち
資料編 真珠湾攻撃参加兵力表
著者等紹介
川口素生[カワグチスナオ]
歴史研究家。1961年、岡山県生まれ。岡山商科大学商学部、法政大学文学部史学科卒業。法政大学名誉教授・村上直博士に師事。歴史、武道、スポーツに関する著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)